物件決まる
2011-09-20


昨年来、探し続けていた物件がようやく決まった。
当初、井の頭沿線の杉並区内という条件で探していたが、
JR阿佐ヶ谷駅徒歩5分圏内で、家賃も付近の坪単価に比べれば
相当良い条件の物件に運良く巡り合い、先週、ようやく契約を締結することができた。

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この物件で契約する条件に、信用保証会社と、
保証委託契約を結ぶことが義務付けられていた。

連帯保証人を請け負う会社があることはセミナーなどで知っていたが、
今回は、連帯保証人プラス保証会社との契約が必要とのことであった。

私は、脱サラで、はじめての飲食店出店ということもあったのであろう、
保証会社の審査は意外に厳しいと感じた。

まずは開業資金のチェック、
自己資金額を証明する為に、通帳のコピーを提出させられる。
そして、事業計画について電話で、詳しく聞かれる。

私の場合、東京商工会議所の創業ゼミナールや杉並区の開業支援セミナーで
創業計画書をコンセプトワークから売上計画、資金繰りまで細かく作成していたことが
大変役に立った。

以下のような質問が矢継ぎ早にあった。

Q.飲食業の経験は?
Q.従業員は何人雇うのか?
Q.開業資金はいくらか?
 そのうちの自己資金はいくらか?
Q.内装費はいくらか?
Q.融資はどこから受けるのか?
Q.連帯保証人は誰か?
Q.今回、借りる店舗の広さと家賃は?
Q.どのような飲食店の形態か?
Q.席数は?
Q.営業時間は? 月間開店日数は?
Q.客単価はいくらか?
Q.日商、月商は?
Q.開業年度の年商は? 次年度の売り上げ目標は?


売上計画に関する質問は、計画書に盛り込まれている。
何度も書き直し、作り上げたものなので、頭に叩き込まれていたのであろう、
質問には比較的、すらすらと答えることができ、ほっと胸をなでおろしたのであった。

この試練の電話ヒアリングの後も、連帯保証人と電話で直に話すことが条件にあるようで、保証会社の審査には時間がかかった。

その間、デザイナーのYさんと内見をして、間仕切りが外せるのか、水まわりは大丈夫か、
吸気、排気などをチェック。

最後に一番大事な焙煎機のこと。この物件は商業地区ではなく、住宅街にあり、
焙煎機の煙突を設置できるかどうかが問題となる。

早速師匠に相談し、煙突を高く上に延ばすのは無理なので、消煙装置を付けることで
いけるであろうとのことで、ようやく諸条件がクリアとなり、契約に至ったのである。

消煙装置[LINK]にも様々なタイプのものがあるが、
費用は150万程度を見込んでおかなければならない。

都心で自家焙煎をやる場合は消煙装置をつけることを念頭に置いて
物件探しをした方が良いとアドバイスされていた。

その際、気をつけなければならないのは、
予算措置だけでなく、スペースの問題である。
消煙装置はかなりの体積を占めるので、その分の広さを確保できるかどうかが
ポイントとなる。

今回の私の場合、全体が14坪弱とやや余裕があったので、運よく消煙装置を設置することができた。

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