渡り蟹
2011-09-15


昨日、デザイナーで内装も手がけるYさんと店舗デザインについて打合せを行い、
帰途、オリンピック高井戸店[LINK]に買い物で寄ったところ、掘り出し物に巡り合った。

国産の渡り蟹である。

禺画像]


私が訪れた19時過ぎ、ちょうど店員さんが半額シールを張っているところであった。
定額でも中々の安さだが、半額となれば買わない手はない。

渡り蟹を使った料理のマイ・ベストはケジャンである。
はじめて食べたときはこの世にこんなに美味いものがあったのかと
感激したことを鮮烈に覚えている。

昨今は、しょうゆ漬けのカンジャン・ケジャンが話題になっているようだが、
私のケジャンは、何といってもコチジャンベースの辛だれに漬けこんた
ヤンニョム・ケジャンの方である。

しかしながら、家庭でこれを作るのは不可能、
次に思い浮かぶ渡り蟹レシピはトマトソースにしてリンギ―ネ等のパスタと
ともにいただくものだが、如何せん、時間がかかる。

こんな時は韓国風の味噌汁にするのが一番である。
渡り蟹を縦半分にしてから、横半分の四等分にし、つぶした2−3かけの
にんにくとともに、たっぷりめの日本酒でゆがく。

アルコールが飛んだら、水を適量加える。
沸騰したらコチジャンを加え、蟹に火が通るまで煮て完成。
仕上げにコチュカル(韓国産唐辛子)を足せば、風味、辛味が増し、
本格的な味わいとなる。

また、刻み葱はあった方が良い。

出汁を使っていないのに、驚くほどの旨味を、渡り蟹は創出してくれる。
簡単なスピード料理とは思えない、格別な味わいである。

たまにオリンピックやオオゼキを訪れると、
こうした予期せぬ出会いがあって嬉しい。



[レシピ]
[その他]

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