受講料:5,250円
参加者:15名
講師:堀口俊英氏
毎回12種のコーヒーをカッピングするのだが、今回は何と11種がケニア産。
同じ産地のものをカッピングする場合は、ポイントを絞った方がよい。
良質なケニアの豆を把握すべく、下記項目を重視し、
テースティングしてみようという趣旨。
・第一に酸の質。冷めたときはどうか
・香り(フレグランス/アロマ)
・Body
・アフターテイスト
まずは第1セッションの6種
1.ウガンダ
2.EAAGADS農園1
3.EAAGADS農園2
4.MOCHANA農園
5.ORKLANDS農園393
6.RUKERA農園
1のウガンダを80点程度とし、スコア付ける。
堀口珈琲は、SCAA方式のカッピングフォーム。
まずは、自分のスコア
1.79
2.82
3.84
4.85
5.86.5
6.84
基本的にケニアは、明るい酸があり、ボディも他の産地と比べれば強い方なので、
5種類の明確な違いがわからず、非常に戸惑った。
自分の印象は#5のボデイとアフターテイストが抜き出ていると感じ、
最高点を付けたが、実はそうではなく、全てキャラクターが明確なので、
85点以上を付けて良いレベルというのが講師の評価であった。
因みに堀口講師のスコアは、
1.80
2.85.5
3.85.75
4.86.5
5.86.75
6.86.5
#5に最高点を付けた参加者は多く、
やはりロングアフターテイストがポイントのようであった。
酸の質も、冷めたときにどう変化するかに注視し、
#2は、冷めると明らかに質がダウンするので、
少しポイントが下がるということであった。
続いて第2セッション
1.NYANJA農協
2.KARANGAITA農園
3.KIANJR農協
4.RIANJAGI農協
5.KIANYAGA農協
6.KIRIMARA農園
自分のスコア
1.82
2.88
3.83
4.84
5.85
6.85
堀口氏のスコア
1.83.75
2.86
3.83.75
4.87
5.86.25
6.86.75
さて、#2が他と比べ際立っているというのは、ほぼ全員が感じたようで、
堀口珈琲のスタッフの一人も87.25という最高点を与えていた。
これは、好みもあろうが、典型的なネクター系の酸味で、
そのフレーバーは、マンゴーであり、パッションフルーツであり、パイナップルであり、とにかくトロピカル系のフルーツジュースが如く、ただ酸っぱいだけでなく、
きちんと甘味もある、際立った特徴を持つ豆である。
自分ならばこれをお客さんに提供したいと思い、最高得点を付けた。
しかしながら、堀口氏のポイントは違うところにあった。
確かに#2はセントラルアメリカのカッピングに混ざっていたならば、
確実に90点以上のスコアがつくであろう。
また、いま飲むのであれば、高評価であろうが、ややボディーが弱く、
数か月先までこの香味が保たれるかどうかはわからず、
またフレンチローストには耐えられないので、それほど点数は高くない、
ということであった。
#2に比して、#4や#6は、酸の質がライムやオリーブなど複雑であり、
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