コーヒーマイスター実技研修
SCAJのコーヒーマイスター制度はトレイニング委員会により運営されており、
当日は委員長のバッハコーヒー社長・田口護氏、同社の中川部長、
ウエシマコーヒーの角地氏、UCC上島珈琲の佐伯氏ほか委員会のメンバーが勢ぞろいし
指導にあたるという、受講者にとっては大変貴重な研修の場となった。
内容は土屋氏の講義と主にカッピングの実習。
カッピングはまずは基本の基本を身につけるという趣旨で、
通常行っている、強く音を立て霧状にしてすするという手法を敢えてせず、
4つのサンプルの違いを理解してみようという内容。
カッピングフォームもきちんと用いる。
8つの評価項目のうち、フレーバー、カップのきれいさ、甘さ、総合評価の4つの項目に注目し、スコアをつける。
4つのサンプルはブラインドでカッピングし、のちにディスカッションする。
4サンプルのうち一つはコマーシャルコーヒーが入っているのだが、
これは誰にでも判別できたようだ。
グアテマラのEPWというグレードで、SHB、HB、SHに次ぐ4番目のもので、
焙煎も意図的に浅くしてあったため、他との区別はつきやすかった。
そのほかの3つがスペシャルティで、うち二つは大変わかりやすい、
ケニアとマンデリンでスコアも非常につけやすかった。
だが、もうひとつのサンプルが私にはいまひとつぱっとしない印象で、
やや甘味やアフターテイストが良かったぐらいで、
酸味にも際立った特徴はなく、まあ、バランスは良いという程度の評価だったのだが、
これがグアテマラのCOEの豆だったということに驚愕してしまった。
自分の評価もまだまだだ。たまにはCOEの豆も購入し、テースティングしなければ。
マイスター資格はこの実技研修を終え、筆記試験で100問中60問以上正解であれば、
認定されるとのことで、8月4日の試験日まで、暗記に苦しむ日々となりそうだ。
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