イル・プルー(10)
2011-03-17


イル・プルー(10)
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ[LINK]主催
「嘘と迷信のないフランス菓子教室・入門速成科」

第10回(最終回)
「フランボワーズのケーキ」

最終回のこの日、地震や計画停電の影響があったのであろう、
受講者は通常の20人余から9人と激減。

各々があの日の自分を思い出しながら語る。


最終回なので講師は弓田校長。

イル・プルーでは、ちょうど講義の真っ最中、
帰れない生徒が出て、講師と共に教室で一夜を明かしたそうだ。

自分は、三軒茶屋のキャロットタワーの中にいた。
三茶は20数年通っている美容院があり、午後3時の予約には
少し早く時間をつぶしていた。

1階でありながら相当の揺れを感じ、すぐに表に出ると、
近くの交番に大勢の人が集まっていた。

近くのカラオケ屋ビルの入口上部が倒壊、コンクリートが散乱しているのを
見たとき、かなり大きな地震であったことを実感した。

その日は下北沢を経由して、歩いて帰宅。幸い、1時間余で到着できる距離であった。

美容院に勤める友人を車で送った後、
帰宅難民となっている細君を迎えに行ったのだが、都心は大渋滞。

永福町あたりから抜け道を通って、新宿に出るのに2時間弱。
携帯は通じず、何とかメールで細君と待ち合わせ場所を
市ヶ谷と決め、ようやくたどりつく。

そこから我が家まで3時間近くかかったのであった。

被災者の方々にはお見舞いを申し上げるとともに、
一早い復興をお祈り申し上げる次第である。


さて、フランボワーズケーキ。
イル・プルー流の特徴は以下の通り。

・底と中間の二層のアーモンド生地をフランボワーズのババロアが包み込むような構成
・ババロアにはたっぷりのリキュール(フランボワーズリキュールとホワイトラム)が
 入る。

まずは、焼きあがったスポンジ生地を1cm厚さで2枚取るのだが、
相変わらず平行に切ることができなかった。

ババロアは、卵黄にフランボワーズのピューレを加え、4-5分かけて80℃まで
加熱するのがポイント。


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写真はお手本のもの。

味はかなり酸味が立っている。リキュールの香りも強い。
舌触りもかなり滑らかで上品に仕上がっている。

メニューに取り入れたい一品だが、日持ちがしないので、
週末限定にするなど、工夫が必要であろう。

この日は、修了証の授与式もあった。
修了証はカラー印刷で、デザインも良く、かなり立派なので驚いた。

持ちかえり用の筒まで配られ、イル・プルーのていねいな考え方が

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