9:30-16:30 (昼食休憩1時間)
受講料:SCAJ会員15,000円 非会員20,000円
受講者:32名 講師:関根伸慈氏(SCAJテクニカルスタンダード委員会 委員長)
カッピングスプーンとエプロンは持参。
このセミナーは人気高のようで応募が60名以上あり、
自分は運よく抽選にあたり受講できた。
座学と実習による構成で大枠は以下。
1.座学 約1時間半
・スペシャルティーコーヒーの定義
・カッピングの意義、目的
・カッピングの技術に関する基本事項
・SCAJ方式のフォームについて
2.実習 カッピング3回
座学のポイントを記しておく
・SCAA方式とSCAJ方式とは評価方法が異なる。
SCAAは評価項目が10項目、各項目10点制
SCAJはCOE方式をベースとする。評価項目数は8、SCAAではスコアとなる
Aroma/FregranceとUniformity(5つのカップの統一性、均一性)の2項目がない。
SCAJの8項目は次の通り。
1.フレーバー
2.後味の印象度
3.酸の質
4.口に含んだ質感
5.カップのきれいさ
6.甘さ
7.ハーモニー/均衡性
8.総合評価
各項目8点満点制。「普通」は4、「すばらしい」は6。
基礎加点が36。
従って8項目全てが「すばらしい」場合は、6×8=48点。
基礎点数36を加えた84点が評価点数となる。
SCAJでは、84点以上をスペシャルティーコーヒーとしている。
・評価項目のタイミング
液体の温度変化に応じて評価項目を順番に判定していく。
そのためカッピングフォームもその順番とし、SCAA・COE方式と異なる。
液体の温度が高い段階
→【フレーバー】【後味の印象度】のうちの香り
液体の温度が下がった段階
→【酸の質】【口に含んだ質感】
液体の温度がさらに下がった段階
→【甘さ】【カップのきれいさ】【後味の印象度】のうちの持続するコーヒー感が
甘さで消えてゆくか【ハーモニー・均衡性】【総合評価】
液体の熱い時に【酸味の質】【甘さ】【カップのきれいさ】を判断すると
間違いやすい。
そのほか、各評価項目における注意点やカッピングの際の基本的なHow To(口にあてるスプーンの角度、液体のすくいかた、マナー等、細かなところまで取り決めがあり、資料が配布された。
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