参加者は仙台、広島、福岡、遠く韓国からも集まり、このセミナーの人気の高さを
物語っていた。
概要は以下。
1日目 システムコーヒー学の基礎知識
1. 正しいコーヒーづくりのために
2. センサリースキル
3. 生豆の4つのタイプ分けと欠点豆
(1) 欠点豆を知る
(2) 味の違いと焙煎方法
(3) 豆のバラツキを知ろう
4.焙煎過程と味
5.講義:「コーヒーの科学」旦部幸博氏(滋賀医科大学教授)
16:30終了予定が旦部氏の講義が白熱し、18:00過ぎまで続いた。
コーヒーを科学的な目線でとらえ、巷間流布されるウワサや定説など
あやしいものを見抜いていく知識を身につけるという講義は素晴らしかった。
旦部氏の珈琲に関するサイト「
百珈苑[LINK]」もたいへん興味深い。
また、味覚を磨くためのセンサリースキルは、SCAAのカッピングジャッジ試験でも
採用されている酸味、甘味、塩気の3段階を見分ける訓練方法を習い、たいへん為になった。
2日目 焙煎講習
1. 焙煎デモンストレーション
マイスター[LINK]5K釜
2. 焙煎機マイスターについて 講義と2.5K焙煎デモ
(大和鉄工所マイスター担当 岡崎俊彦氏)
3. 焙煎実習 マイスター5K、フジローヤル1Kを使う。
4. 焙煎過程サンプルについて
5.バッハ焙煎工場見学
入門編ですでにマイスターの実力は見ていたが、やはりコンピュータ制御による
作業のオートメーション化は相当な魅力である。
これにより通常つきっきりで行わなければならないダンパー操作が自動化され、
生豆投入から煎り止めまでの間は他の作業をすることができる。
また、何回やっても誰がやっても同じ結果となり、
焙煎ブレのない同じ味づくりが可能となるのである。
価格も公表されているが、この焙煎機は他メーカーと比して相当高く、
導入するには全体予算との兼ね合いでかなりの検討をしなければならない。
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