東京商工会議所主催の創業ゼミナール(全8回)、5-6回。
第5回のテーマは
<シミュレーション>資金・収支計画表の作成と検証
事業計画書、創業計画書をまとめるために次のポイントをおさえねばならない。
・設備資金と運転資金を分けて考える。
・概ね設備資金に自己資金をあて、運転資金を借入金とする調達方法がのぞましい。
・理にかなった売上計画を立てること。根拠のない算出ははねられる要素である
・支出の金額もきちんと計算し、収支計画を明確にする、
いわゆる資金繰りを理解すること。
・売上原価以外の販売管理費
(人件費/地代家賃/光熱費/原価償却費/支払利息/その他<広告宣伝・通信費・交通費等>を
きちんと計算し、把握しておくこと etc...
また、融資を首尾よく得るためには次のようなポイントがある。
・事業計画書に自分の思いが盛り込まれているか
・収支計画は無理がないか
・自己資金と借入金のバランスは1:3以内か
・保健所等の認可が取れているか 等々…
無論、創業者の人間性や創業時のスタッフ体制もきちんと審査するそうである。
第6回は個別相談会で、創業計画書の点検、融資に関する質問等、
マントゥーマンで相談でき、アドバイスをもらえるのである。
尚、このゼミナールに全8回出席し、事業計画書を提出すると、「修了証」が発行される。
これは、通常、東京信用保証協会が融資の審査を行う際に発行する「認定書」と同様の効力を持つそうで、こうした融資と直結した創業ゼミナールの体制が人気を高めている理由の一つなのであろう。
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