この日は、千住明がゲスト出演、NHKの大河ドラマ「風林火山」のテーマ曲が千住自らのタクトにより演奏された。
この曲を聴くと、市川亀治郎と内野聖陽を思い出す。ふたりとも芝居巧者で、特に市川の若いながら円熟味あふれる演技は、往年の市川雷蔵を彷彿とさせ、普段、時代劇など見ない私も、このドラマだけは毎週の放送を楽しみにしていたものだ。
演奏は、明らかな練習不足が露呈してしまったが、
今度はN響の奏でる同曲を生で聴きたいと感じている。
しかしながらメインの現田茂夫の指揮する演奏は良く、
この日の圧巻は、最後に演奏されたチャイコフスキーの序曲「1812年」であった。
フルオケの威力をいかんなく発揮し、生の音楽会の持つ魅力を十二分に堪能でき、招待してくれた友人に心より感謝する次第である。
その後、夕食は東急プラザ裏の「
ぶち[LINK]」。豊富なホルモン系のメニューで知られる焼き肉店だが、この日は高校生のご子息もいたので、カルビやロースなどのいわゆる定番メニューを多く食した。
デザートでひとつ勉強になることがあった。
黒板に書かれたメニューのひとつに「クレーム・ダンジュ」なるものがあった。
クレーム・ダンジュとは何か?
「クリームもしくはクレーム・ブリュレ」なら耳にしたことも食べたこともあるが、「クレーム・ダンジュ」は誰もどんなものか想像できない。
さて、提供されたクレーム・ダンジュは、スプーンで容易に掬うことができないほどコチコチに固まっていた。
味はヨーグルトを凍らせ、甘味を加えただけの、いわゆるフローズン・ヨーグルトそのもののように思われたが、いや、かすかにチーズの味がするという意見もあり、疑念を残した。
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